ライブの感想とか

12/2 八十八カ所巡礼&挫人間





幕が上がると、筋肉質で坊主の男が、上半身裸で仁王立ちしていた。そんなイカツい男が自分の目の前に、20cmほど先に立っていて、緊張して直視できなかった。その後、ステージに上がってきたロン毛の男は少しアルフィの高見沢さんに似ている気がする。目の間を通った時、不思議な甘い匂いがした。最後に入ってきた入れ墨の男は、日本酒一升瓶を片手にステージに上ってきた。一升瓶を直飲みして、フロアにいる観客を観る仕草をみてドキドキした。
 
八十八カ所巡礼を初めて見て、個性の強さに驚いた。ライブに来る前に予習はした。でも映像から得る情報なんてごく一部だし、実際にみて感じることが本当に多かった。振る舞い、衣装、表情など、どれも個性的だ。全員のキャラが立っていて、埋もれている人はいなかった。
 
私は個性を大切に、堂々としている人にとても惹かれてしまう。就職活動中に人事部に「あなたはどんな人間でも受け入れられるから人事部が向いている」と言われたことがある。そうかなぁ、と疑問に思った。確かに過去を振り返ってみると、変わった人が周囲にいることが多かった。しかし、「受け入れる」ではなくむしろ「惹かれ」ているのだと思う。「変わっている」と思われたくなくて、必死で自分の個性を殺そうとしてしまう。だから自分の個性を大切にして堂々としている人が好きだなぁ。
 
挫・人間も八十八カ所巡礼も、どちらも個性を前面に出している感じが好きだ。大槻ケンヂさんの「コンプレックスをステージに持ち込むとそれはロックになる」という言葉が、なんとなくわかるかもしれない。とりあえず今は大好きな人達をたくさん観察して、そこから誰にも真似できない、大切にできる自分らしさをみつけたいなあ。
 
ライブレポートでもなく、自分の考えばかり書いちゃった。
オタクはインターネットではよく喋れるんだなあ。。。